一番たくさん口にする言葉は、自分が一番気にかけていることや、自分のコンプレックスの裏返しであったり、目指したい方向であったりすることが多い というのは、どうやら本当のことみたい。
折に触れて僕は、「ひとの言動に関して意見はするが人物の好き嫌いでコメントをしない」ということを言うが、ときに、その言葉に関して自分でほんとかなと思うときがある。厳密に言えばうそである。それを目指してやまないのは本当やけど、怒ったり喜んだりするのはどこか好き嫌いがあるからかもしれない。
どれだけ厳しい意見を言うときも、その人が憎くて言うときはほとんどない。ほとんどないがゼロではない。ゼロでなくてもいいと思ってるが、それって実は胸を張って言うことでもない。
日ごろ何に一番腹を立ててるかというと、他者に、「なんで、全体の利益を優先に考えないのか?」という思いを抱いたとき、自分優先に考えて行動するその人の行いに腹を立てる。
(まぁ、周りのみんなが全員そんな人だったら、それはそれで僕がまだ知らないいろんな不都合があるのかも知れんけど)
でも、全体を優先しろ というのは僕のエゴなので、僕は、正確には、「全体の利益を優先してほしいと思っている僕の希望をみんなで聞いてほしい」と思っていることになる。
そう書くと、なんとも恥ずかしい自己中心的な心の動きやけど、そう思う人が複数、できれば大多数いれば事態は違ってきて、「全体の利益を優先に考えるべきと思ってる人をメインにチーム力を発揮したい」と思っている人がグループになれば、言わずもがな、1+1>2となる世界が見え始める。
そういう状態を作り出すことができていない自分や自分がいる集団にいらだっている状態が、さっきの「なんでみんなそうなの!?」状態や ということになる。
どうすればできるだけたくさんのメンバの力をうまく引き出して大きな成果を出せるか、何時間考えても飽きへん。それは僕にとってものすごく幸運なことで、その点は、両親が僕にたくさんのことを教えてくれたこと、今まで接してきたたくさんの人とのたくさんのお付き合いに感謝します。