2005年9月25日日曜日

オールド ボーイ

少し前から気になっていた映画がツタヤの新作から外れていたので、観ました。  

カンヌのグランプリ(2004)の作品。韓国のパク・チャヌク監督。主演:チェ・ミンシク

壮絶です。

あまりネタバレは書きたくないので控えめに行きますが、15年という歳月の長さを軸に観ていただくとパンチ力が増します。原作は↓の日本のマンガなのですが、この原作の中では監禁は10年です。

これが映画では15年になっています。映画が原作をしのぐインパクトなのは、ここがひとつのキーです。

壮絶です。

アクションももちろん、ストーリーのひねり、苦味、テンポ、音楽、

バランスがすごく良いです。

ものすごいたくさんの種類のスパイスを使ったのに味がバラバラになってない。そんな感じです。

ただ、どのスパイスも強いので、体力の無いときや体調の悪いとき、精神的に落ち込んでいるときにはお勧めしません。

2005年9月2日金曜日

ものをかく ということ

プログラムの世界で、「クラス」というものを設計するときがある。

詳細はここここで。

「設計者は、クラス設計を、泣く泣く3回捨てる」というアフォリズムがあり、これはほんとに言い得ている。

エキスパートになるまでは、(なっても?)どれだけ慎重に検討してクラス設計を進めても、(言い方を変えると、慎重であればあるほど)

途中で3回は、やり直しの局面に追い込まれる。

無駄な事のように聞こえるが、それでいいのである。

一旦白紙にしてでも、クラス設計をやり直す。

その覚悟がなければ、いわゆる「よいクラス設計」にはならない。

「動きゃいい」レベルのプログラムではなく、デバッグも、メンテナンスも、

改造も、機能追加も。。。 あらゆる側面で、理解しやすく、制御しやすい構造を

取らなければいけない。

文章を書くのと同じに感じる。

一発でいいものがかけるときもあるが、フィーリング論だけならそれでいい。キャッチコピーとか。

文章 となると、いくら推敲してもしすぎない。

どうすれば相手により正確に、自分が表現したい事が伝わるか。そこにある答えは、当然、ひとつではない。

こうやっていろいろな事を考えれば考えるほど、先述のある「ことば」にたどり着く。

「教養とは、人の心を知る心」

「品質」ということをどう考えているのか、と、ボスにしかられた事があるが、

今なら答えられる。