2005年3月26日土曜日

出会うこと。

日経新聞の『私の履歴書』で各界のトップが回想録を書いていますが、異口同音に「あること」をおっしゃいます。

それは、出会い です。

登場する名士のほとんどが、

「この時代に彼に出会ったことが、その後の私の人生を決定付けたのである」

と、書いています。

名を成し、功をあげた人だからそう言うのでしょうか。

違うと思います。

出会うか出会わないか 非常に重要ですが、

出会ったら気づく 感受性のほうが、かけている場合が多いのでは と

最近は良く考えていました。感じ取れる力と行動力があったからこそ、

彼らは、その成功をもって有名人となったのでしょう。

ここ2年くらいで、私は、私の人格や考え方に大きく影響を与える人に出会っています。

2005年3月5日土曜日

超音波!!!(ノ゜▽゜)ノ§〓〓〓〓〓〓

GUINESS は大好きなビールです。

黒くて、苦くて、香ばしくて、

たくさんは飲めませんがすごく雰囲気を味わえるビール。

単純に連想するのが、ブリティッシュなパブ。

周防町にあったPig&Whistleが大好きでしたね~。

んで、そのギネスね。

何年か前まで 少なくとも1998年ごろは、

バーカウンタの片隅に、生ビールのサーバコックと並んで

ギネスに精神注入する機械があったんですね。

上下するレバーがあって、細いパイプをグラスのギネスに突っ込んで

レバーを   カッコン!!  カッコン!!  ってやると、

ギネスのグラスににクリィミィな泡が現れる。

いまや、その機械がなくなって、 チョーオンパ ですわ。

DSC01313.JPG

これね。見たことない人はぜひぜひ一度。

私が見たのは有名な立ち飲みバー Seven Seas (新梅田食堂街 1F:写真)

写真はわたしの大好きなオイルサーディンとギネス。そして超音波マシーン。

こういうところで一人で飲むのが結構好きで、こころのコンディションのいい日は

ふら~~っと引っかかります。

もちろん大好きな仲間と飲むのも好き。どっちが好きって?

そら、大勢でしょ。

2005年3月4日金曜日

せんせい

府立高校に通っていた私が2年次、3年次と担任していただいた英語の先生は、学区で伝説になるほど厳しく、父兄のボイコットにあうほど毒舌で、卒業生がみんなファンになっちゃうほど、立派な先生でした。

当時の私は自分でも不思議なくらい英語が得意だったのですが、ほとんど といって良いほど英語の勉強はせず、その先生に目をかけてもらってもそれに応える感受性をまだ持ち合わせていませんでした。おっそろしいその先生の授業で居眠るのは私くらいのもので、分厚い辞書でずしっとたたかれて目覚めることもしばしばでした。

そんな私を先生はクラスみんなに向かってこう表現しました。

「彼はガバナビリティが無いんです。  はい、調べて!」

  ~  いっせいに辞書を引くみんな  ~

「GOVERNは統治する やが、そのABILITYとなると被統治能力となる。統治されないんや。彼は。勉強せいといってもしない。ならもうテストを受けるなといったら受ける」

なぜか先生はそういいながら大変愉快そうに笑っていました。クラスのみんなは気持ち悪いやら、しかられない私に反発するやら。そのあとも大変情熱的に指導してくださいましたが、残念ながら現役で大学には受かりませんでした。

卒業して最初の初夏、バイト帰りの乗換駅で3年次のクラスメイトがたくさん。

「どうしたん??」とわたし「F先生が今日亡くなって、お通夜」

そのときの、周りのオトが全部消えたような、血がすべて一時停止したような感覚は、あとにも先にも有りません。

いまでも、ものすごく会いたいです。ぽかぽか日差しの差し込む春の教室で大きな声で名前を呼ばれたいです。

今度は、きちんと礼儀正しい、先生に従順な受験生になります。

浪人したあと第1志望の国立大に合格したことを先生に報告できなかったのが非常に心残りです。

「ここ受けたいんですが」って相談したとき、職員室に良く通る声で 「無理や!」って言ったあの言葉が、ガバナビリティのない(あまのじゃくな)私をふるいたたせたのでした。

「ガバナビリティ」でググるとでてきた、めちゃめちゃ濃くて知的なブログ